お困りごと
LPガスの料金って?
LPガスの料金って?
LPガスは自由料金制です!
LPガスの料金は、ガソリンや灯油などと同様に自由料金です。都市ガス・電気も自由料金に移行しております。
そのため料金制度もLPガス販売店が自由に選択でき、また、お客様と契約によって異なる料金制度を適用することもできます。
LPガスの料金のしくみは?
主な料金制度としては、二部料金制、三部料金制などがあります。この中で、最も多いのは基本料金と従量料金を組み合わせた二部料金制です。
基本料金って何?
ガス供給のために必要な月々の固定費です
供給設備や保安などに関する費用が含まれ、ガスの使用量の多少にかかわらず請求される料金のことです。集中監視システムやガス漏れ警報器などの設備利用等料金が含まれている場合もあります。
従量料金って何?
ガスの使用量に応じて発生する料金です。
ガス原料費や容器配送費などを含んでおり、使用量に応じて支払うものです。
料金の計算方法は?
(例) 二部料金制でご説明します。
使用量が12㎥で、従量料金の単価が下表の場合、以下のような計算方法となります。
基本料金+〔(○円×5㎥/㎥)+(□円×5㎥/㎥)+(△円×2㎥/㎥)〕=ガス料金
ガス料金は、地区などで統一されていないの?
ガス料金は、地区などで統一されていないの?
料金を統一することは、独禁法により禁止されています
LPガス料金は、ガソリンや灯油などと同じように自由な料金制となっています。
このため料金は、仕入価格、配送コスト、保安サービス、消費量等や地域での競争(例えば同業者間、都市ガス、灯油、電力等)により差があります。
LPガス料金を地区単位や県単位で統一することは、独占禁止法(第3条:私的独占または不当な取引制限の禁止)により、価格カルテルとして禁止されています。
なお、都市ガスや電気の料金でも、料金は各社異なります。
建売住宅を購入したけど、販売店はどこにすればいいの?
建売住宅を購入したけど、販売店はどこにすればいいの?
販売店は自由に選択できますが、LPガス設備が建物に設置されているか確認を!
建物の建築にあたり、ガスの契約を条件とした上でガスの配管設備費用などを販売事業者が負担している場合があります。
近年、販売事業者の切り替えをめぐってトラブルや相談が増えているため、国土交通省や経済産業省からは、重要事項は消費者にきちんと文書(重要事項説明書)で示し、かつ十分説明するよう要請されています。
他の販売事業者から供給を受けたい場合は、その旨を住宅会社もしくは設備費用を負担した販売事業者に申し入れ、必要があればその販売事業者が負担したガス設備の工事代金等の清算を行ってください。
LPガスの全国の平均的な価格は?
LPガスの全国の平均的な価格は?
石油情報センターのサイトから調べることができます。
LPガス価格を地区単位や県単位で統一することは、独占禁止法(第 3 条:私的独占または 不当な取引制限の禁止)により、価格カルテルとして禁止されていますので、平均的なLPガス価格については、モニター価格が参考となります。
販売店を変更するとき費用はかかるの?
販売店を変更するとき費用はかかるの?
LPガス販売店の変更に関しては、現在の販売店との販売契約等の内容に基づいて解約手続きが行われることになります。
液化石油ガス法では、LPガスの供給契約(販売契約の締結)をした際に、販売店がお客様に対し交付する書面(14条書面)に、LPガス設備の撤去費用の負担方法を記載することになっています。その書面の内容を確認してください。
販売店を変更するときに注意することは?
販売店を変更するときに注意することは?
まずは現在取引中の販売店に解約の意思を伝えましょう。
契約の内容によっては、解約予告期間が定められている場合があるので注意してください。
また、販売店を替えようとすると現在の販売店から配管代を請求される場合があります。
ガスの供給契約時に交付された書面に、料金構成や設備の所有権などについて書かれているのでよく確認をしてください。
※賃貸住宅(マンション・アパート)、分譲マンション等に入居している方は、状況によっては変更できない場合があります。まずは大家に相談してみましょう。
ガスの勧誘に来たんだけど、変更しても大丈夫?
ガスの勧誘に来たんだけど、変更しても大丈夫?
LPガス販売店は自由に選ぶことができますが、安値での勧誘セールスには注意が必要です。
勧誘業者が信用できる業者か念のために、次のような点を確認しましょう。
1.身分証の提示を求め、会社名や担当者名のチェックをしましょう。
2.極めて安い料金は要注意です。安値の根拠を確認しましょう。
3.「約束された料金やサービスが、いつまで続くのか」をしっかり確認し、契約書などの記載状況もチェックしましょう。
4.保安点検の実施方法や解約方法なども確認しましょう。
5.「おかしい」と感じたらすぐに契約せず、家族等とよく相談し慎重に検討してください。
保証金を預けてほしいと言われました。
保証金を預けてほしいと言われました。
販売事業者側の契約条件であれば、預ける必要があります。
LPガスの保証金制度の多くは、賃貸住宅(マンション・アパート)等の入居者に対し、退去時のガス代の未払いを防止するもので保証金の額は通常使用のガス料金の2~3カ月分、あるいは1万円程度が一般的です。入居時に支払った保証金は、契約終了時(清算)には返金されますので、必ず預り証をもらい、きちんと保管しておくようにしましょう。
なお、退去時にガス代の未払いがあった場合は、充当されます。
不要な容器が見つかったけど…
不要な容器が見つかったけど…
灰色の容器であれば、容器の側面に販売店名の記載があるか確認を!
お客様が使わなくなったLPガス容器の処理にあたっては、
1.連絡先が記載されている場合は、
→ 記載のあるLPガス販売店にご連絡下さい。
2.連絡先が記載されていない場合は、
→ 現在お取引しているLPガス販売店、またはお客様相談所へご相談下さい。
3.カセットボンベ・アウトドアボンベについて
→ お住まいの市町村によってゴミの出し方に違いがありますので、必ずその方法に従ってお出し下さい。また、ガスが残っているカセットボンベについては「カセットボンベお客様センター」へご相談下さい。
販売店に連絡したいんだけど…
販売店に連絡したいんだけど…
検針票や請求書、ガスメーターに、販売店名が記載されていますので、今一度ご確認を!
請求書等の控えや販売店の記載が無い場合は、建物の軒先にある灰色の容器に、販売店や配送センターの事業所名が記載されてありますので、ご確認ください。
また、賃貸住宅(マンション・アパート)、分譲マンション等の方は、建物ごとにガスを納入している販売店が違うことがありますので、管理会社または大家にお問い合わせください。
引越しするときはどうすればいいの?
引越しするときはどうすればいいの?
現在お使いのLPガスを止めてもらう場合
引っ越しの日時が決まったら、お取引の販売店へ電話にて解約をお申込みください。
ガスの契約書等に解約予告期間が明記されていれば、それを守りましょう。
予告期限以前でないと基本料金の支払い義務が生じることがありますので注意が必要です。
引っ越した先でLPガスを使用する場合
賃貸住宅(マンション・アパート・戸建て)、分譲マンション等では、建物ごとにガスを納入している販売店が違うことがありますので、管理会社または大家にお問い合わせください。
住居の契約時に、重要事項説明書を交付されている場合はそちらも確認してください。
それでもわからない場合は、建物に設置されている容器やガスメーターに連絡先が表記されていますのでそちらをご確認願います。
住宅を購入した場合
建売住宅の場合は、「建売住宅を購入したけど、販売店はどこにすればいいの?」をご覧ください。
点検に行きたいと言われました。
点検に行きたいと言われました。
液化石油ガス法の法定点検かどうかの確認をしましょう。
「点検」と称した詐欺・セールスの場合もありますので、まず業者名とその目的を確認してください。
また、「点検」と称して来訪された場合は、名刺や身分証明書の提示を求め必要があればお取引先のLPガス販売店にお問い合わせください
「点検」には、契約している販売店とは異なる業者(保安機関)が点検に伺う場合もありますので、販売店との契約時に交付される液化石油ガス法 14条書面や販売契約書をご確認ください。わからないときは、お取引先のLPガス販売店にお問い合わせてください。
法定点検は、法律で決められた業務です。
4年に1回の法定点検の場合は、液化石油ガス法上で販売店に義務付けられた点検ですのでご協力をお願いします。なお、販売店によっては、消費者サービスの1つとして清掃点検を行っていたり、「自主点検」として法定点検よりも短いサイクルで自主的に点検を行っている場合があります。
火災・地震などの災害が起きたら?
火災・地震などの災害が起きたら?
まずは、身の安全を確保し、二次災害への備えをしましょう。
火災のときは
可能な場合は、容器バルブを閉め、消防署員などに容器の位置を知らせ、後の処理を頼んで下さい。
災害が発生し避難するときは
全てのガス器具の火を消して、ガスの元栓、メーターガス栓および容器バルブを全て閉めてください。
※家屋等に被害が発生した地域では、ガス漏れや容器の点検を順次行いますので、販売店や協力会社が点検に伺った際にはご協力をお願い申し上げます。
あっ。ガスが突然止まった!
あっ。ガスが突然止まった!
ガス漏れやガス臭いときは、ガスを使用せず、LPガス販売店か緊急時の連絡先に連絡してください。
ガス器具が損傷していたときにはガスを使用せず、販売店や器具メーカーに問い合わせ修理を依頼してください。
上記以外で、すべての器具が点火しない場合は、次の3つのケースが考えられます。
【1】ガスメーター(マイコンメーター)がガスを止めているとき
地震直後やガスの異常使用時はマイコンメーターの作動により、ガスが止まる可能性があります。
マイコンメーターに「ガス止め」の表示が出ていないかを確認してください。
ガスメーター(マイコンメーター)の機能と表示
ガスしゃ断の機能
長い時間ガスを使用したときやガス器具の消し忘れのとき、自動的にガスをしゃ断します。
ガスを使用中に強い地震(震度5相当以上)が起きたとき、自動的にガスをしゃ断します。ガスを使用していないときは、ガスをしゃ断しない機能になっています。
配管の折損やゴム管がはずれたときなど、大量のガスが流れたとき、自動的にガスをしゃ断します。
ガスしゃ断時の表示
ガスの流れや圧力などに異常があると、自動的にガスをしゃ断し、原因が表示されます。
※ガス警報器とガスメーターが連動している場合、警報が鳴ったときも地震しゃ断と同じ表示になります。
ガスメーターの復帰方法
次の手順で復帰操作を行ってください。
1.器具栓を全て閉めてください。使っていないガスの元栓が閉まっていることを確認してください。
2.左側の復帰ボタンを押してください。「ガス止」の文字が消えます。
3.液晶の文字とランプが点滅します。1分間お待ちください。
※ランプが復帰ボタン部にあるものもあります。
4.液晶の文字とランプが消えます。復帰完了です。ガスは使えます。
※復帰操作をしても復帰しない場合(再び「ガス止」表示が出る)は、復帰操作を繰り返さずLPガス販売店の点検を受けてください。
【2】バルブ等が閉められているとき
ガス設備の新設や長期間未使用等により安全上の観点から、販売店がバルブを閉めている場合がありますので、販売店に連絡し使用できるようにしてもらいましょう。
【3】容器のガス残量不足
通常以上のガスの使用や、配送のトラブルにより、まれにガス残量不足(ガス切れ)が生じている場合があります。販売店に連絡してください。
あっ。ガス臭い!
あっ。ガス臭い!
火気は絶対使用しないで
ライター、タバコ等の火は全て消し、換気扇、照明などのスイッチにも絶対手を触れないでください。
※照明のスイッチは切る時にも火花がでますので、切らないようにしてください。
ガスを外に追い出して
・戸や窓を大きく開けてください。
・すべての器具栓、ガスの元栓を閉めてください。
・容器バルブを閉めてください。
※LPガスは空気より重いため、低い所に溜まったガスにもご注意ください。
なお、都市ガスは高いところにガスが溜まります。
ガス漏れの状況をすぐ連絡
・「緊急時の連絡先」に連絡してください。お名前、ご住所、ご近所の目標、その場の状況をお知らせください。
・「緊急時の連絡先」の指示に従ってください。
・安全確認が済むまでガスは使用しないでください。
※緊急時の連絡先は、あらかじめ販売店に確認してください。
※緊急時の連絡先は、24時間無料で対応しています。
LPガスと都市ガスってどう違うの?
LPガスと都市ガスってどう違うの?
LPガスと都市ガスでは成分が違い、供給方法もそれぞれ異なります。
LPガスは、プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガスです。
マイナス42℃まで冷すと液体になり、体積が250分の1に小さくなりますので、
ボンベに充てんされ販売業者によって各家庭まで配送され、家庭で使用されます。
都市ガスは、メタンを主な成分に持つ天然ガスです。
道路の下のガス導管を通じて供給され、ガスメーターを経て家庭で使用されます。
発熱量や比重も異なります。
LPガスと都市ガスとでは1㎥あたりの発熱量も違い、都市ガスは45MJ/㎥であるのに比べてLPガスが99MJ/㎥と約2倍高いです。
LPガスの方が発熱量が大きく火力が強いため、ガス使用量が同じである場合ガス料金は高く感じますが、発熱量に大きな違いがあることをご勘案ください。
また、LPガスは空気より重く床面等の低いところに滞留するのに対し、都市ガスは軽いため天井付近の高いところに溜まるという違いもありますので、ガス漏れ等があった場合このことをご留意ください。
LPガスは災害時に強い分散型エネルギー!
LPガスは、各家庭個別にガスを供給しているので、配管など供給設備の点検も短時間で済み、異常があればその場で修理することができます。そのため、復旧までの時間が短く、災害時も役立ちます!
LPガスの保安業務ってどのようなことをするの?
LPガスの保安業務ってどのようなことをするの?
LPガス販売事業者は、液化石油ガス法により、次の7つの保安業務を義務づけられています(第27条:保安業務を行う義務、施行規則第29条:保安業務区分)。
保安業務は、国や都道府県の認定を受けた保安機関が行います。保安機関の認定を受けた販売事業者が自ら行う場合と、販売事業者が認定を受けた保安機関(例えば保安センターなど)に委託する場合があります。
これに加え、安全・安心のためのサービスとして、事業者が自主的に点検や修理、清掃を行っているケースも少なくありません。
保安業務には下記の7つがあります。うち、点検や調査は「法定点検」「保安調査」とも呼ばれています。
供給開始時点検・調査
LPガスの供給を開始するとき、LPガス設備の点検や調査を行います。
容器交換時等供給設備点検
LPガス容器、圧力調整器、バルブ、供給管などの外観点検を、容器交換の都度に行います。
定期供給設備点検
供給設備のガス漏れ試験などを、4年に1回以上(地下室等は1年に1回以上)行います。
定期消費設備調査
消費配管、LPガス器具や給排気設備(煙突)などの調査やガス漏れ試験などを、4年に1回以上(地下室等は1年に1回以上)行います。
周知
LPガスの使用上の注意などを記載したパンフレット(周知文書)を、年1回(または2年に1回)以上配布します。
緊急時対応
消費者からガス漏れなどの連絡を受けたとき、消費者宅に迅速に出動して適切な措置を行います。
緊急時連絡
消費者からの災害発生などの連絡があったとき、迅速な措置をします(出動は伴いません)。
家庭で使うLPガス機器はどんなものがあるの?
家庭で使うLPガス機器はどんなものがあるの?
ガスコンロ・ガス炊飯器
ガスコンロには、コンロ台の上におくテーブルコンロとシステムキッチンなどに組み込むビルトインコンロがあります。
また、ガスを用いたガス炊飯器などもあります。
ガス給湯器
LPガスを使用し浴室、洗面所、キッチンなど家全体にお湯を給湯する設備です。
お風呂のお湯を沸かすガス給湯付ふろがまもあります。
ガス開放式小型湯沸器
主に台所で使用します。
気が不十分な状態で使用すると不完全燃焼による、一酸化炭素(CO)中毒を起こす可能性がありますので必ず換気扇を回すか窓を開けて換気を行ってください。
ガスファンヒーター
スイッチを入れるとすぐに立ち上がりお部屋が温まります。ガスコンセントに接続して使用するため給油の手間がいりません。また、ガスが燃焼するときは水蒸気が出るので、お部屋の空気の乾燥を抑えてくれます。
ガス衣類乾燥機
コインランドリーにある衣類乾燥機を家庭用に小型化したものが、ガス衣類乾燥機です。ガスにより、高温な温風で乾燥させるので、短時間でふかふかに仕上がります。
温水式床暖房
LPガス給湯器で作ったお湯が床を流れて足元暖めます。温風が発生しないためホコリ等を舞い上げず空気もクリーンなので喚起をする必要がありません。
浴室暖房乾燥機
入浴前に浴室内を暖めることでリビングとの温度差を解消し、ヒートショック対策になり、入浴後に使用することでカビ予防をすることができます。
また、浴室を衣類乾燥室とし使用することもできます。
その他のガス機器
家庭用燃料電池「エネファーム」
一般家庭でも自家発電と給湯が可能
LPガスから水素を取り出して空気中の酸素と化学反応させることにより発電を行うのが燃料電池です。騒音もなく、環境にやさしく、排熱を暖房や給湯にも利用でき、高い効率でエネルギーが活用できます。地球温暖化や省エネルギー等の課題を克服するうえでも有用なシステムです。
高効率給湯器(潜熱回収型給湯器)「エコジョーズ」
エコジョーズは従来の給湯器がムダに捨てていた排気ガス中の排気熱を利用した高効率の給湯器で、CO2削減、ガス代節約に繫がります。一台で「給湯」「床暖房」「浴室乾燥」ができる多機能なタイプもあります。
Siセンサーコンロ
全口に安全センサーを搭載燃焼効率も改善され省エネ性も向上
Siセンサーコンロは、バーナーの全口に安全センサーが搭載され、安全性が格段に向上しました。また、バーナーやグリルの燃焼効率も改善され省エネ性も向上しています。
ガスコンロの安全装置
バーナー全口に各種安全装置取り付けを義務づけ法律の改正により平成20年4月1日以降に製造される家庭用ガスコンロは、全口に下記の安全装置の取り付けが義務付けられました。平成21年10月1日からは、これら装置の付いていないコンロの製造・販売ができなくなっています。
過熱防止装置
センサーが鍋底の温度を感知し、天ぷら油等が熱くなりすぎると(約250°C)、自動的にガスを止めます。
立ち消え安全装置
風や煮こぼれ等で火が消えると、自動的にガスを止めます。
消し忘れ消火装置
コンロを消し忘れても、一定時間ガ経過すると自動的にガスを止めます。
その他の安全・安心機能
空焚き自動消火機能/チャイルドロック機能/中火点火機能/グリル過熱防止機能/焦げ付き自動消火機能
LPガスの安全器具とはどういうもの?
LPガスの安全器具とはどういうもの?
ご家庭のLPガス設備に設置されている安全機器・安全装置には、次のようなものがあります。
集中監視システム
ご自宅に設置されているマイコンメーターと販売店等の集中監視センターを無線・電話回線などで結び、24時間365日体制で異常がないかを監視するものです。
メーターからの異常を感知した場合は、販売店や保安機関が出動し、適切な措置を行います。
【1】マイコンメーター
LPガスの漏えいや消し忘れ(長時間)等ガスの流れに異常があるとき、ガスを遮断します。また、震度5相当以上の地震があったときも、自動的にガスを遮断します。
【2】圧力調整器
圧力調整器はガスの圧力を調整してコンロなどの燃焼機器へガスを安定して届ける役目をしています。
【3】ねじガス栓(中間ガス栓・メーターガス栓)
ねじガス栓はマイコンメーターの近くやガス配管の途中などに接続するガス栓です。
【4】ガス放出防止器
ガス放出防止器は、地震などによるガス漏れを防ぐ機器です。
容器が転倒した際に作動する張力式と配管等が折損した際に作動する過流式があります。
【5】高圧ホース
高圧ホースは、LPガス容器と圧力調整器をつなぐホースです。容器が転倒した場合などにガスの流出を防ぐ機能をもつものもあります。ガス放出防止機能の付いた「ガス放出防止型高圧ホース」に現在移行中です。
【6】燃焼器用ホース・金属フレキシブルホース
燃焼用ホースおよび金属フレキシブルホースは、燃焼機器と可とう管ガス栓とを接続するホースです。燃焼器用ホースは丈夫でしなやかなため、地震にも強いホースです。
【7】可とう管ガス栓(フレキガス栓)
可とう管ガス栓は、燃焼器用ホース等と用いて、給湯器などの燃焼機器を接続するガス栓です。
【8】ヒューズガス栓
ヒューズガス栓は、コンロや炊飯器などの燃焼機器の近くで使われるガス栓です。誤ってホースが抜けても、内部のヒューズが作動してガスの流出を止めてくれます。
【9】ガスコード(燃焼器用ホース)
ガスコードは、ガス栓とガスファンヒーターなどの燃焼機器をつなぐ丈夫でしなやかなホースです。
【10】ガスコンセント
ガスコンセントは、つまみのないガス栓で、ガスコードの脱着でガスの使用・停止ができる便利で安全なガス栓です。
【11】ガス警報器・CO(一酸化炭素)警報器
ガス漏れ警報器は、僅かなガス漏れを感知し、ガス漏れを早期にお知らせし、CO警報器は、不完全燃焼などで発生したCO(一酸化炭素)を関知し、中毒事故の危険を早期にお知らせします。また、火災やCO、ガスを検知する機能が一体化した住宅用火災・ガス・CO警報器などもあります。